2007.05.19
京都ストリート2(Map)
先週の5本の通りを烏丸(からすま)通をまたいで西の区画に追いかけよう、というのが本日のテーマだったのですが、町の様子がガラッと一変してしまいネタを見つけられないまま歩き終えてしまいました。
烏丸通りは、京都駅から北へ延びるメインストリート(地下鉄も通っている)ですから、通りの両側にはビルが林立しています。
その通りに面したビルのすぐ裏に、どっこい京町家のお店が陽も当たらないであろうビルの谷間で頑張っています。ビルが凹んでいるところまで町家の奥行きがあるようで、ウナギの寝床のイメージが分かると思います(写真が暗いのは腕が悪いせいです、反省)。
近くにも、ビルの裏側に長屋的な町家が残されている一角があります(保存家屋に指定されている様子)。残して欲しい気持ちはありますが、土地は一等地ですから(東京で言えば日本橋界隈か?)便利はいいにしても、陽も当たらないような場所の家屋を保存するために生活していくというのは(生活している方の話しを聞いてないので分かりませんが)、どんなものかと思ってしまいます。
そんな建物の保存方法のひとつとして、写真(全部店舗)のように商業や公共施設的な利用をしていければ、活気も失わず建物も残せるのではないかと思うのですが、安易な考えなのだろうか? そんな町家を改造したお店で、入ってみたいところいくつもありましたから……(中の写真のは大正時代の建物だそう)
下の写真のお店は(ちりめんじゃこ屋だったか?)、何でもありに過ぎるかも知れませんが(沖縄のシーサーも乗っているし)、それも京都ならではのチャレンジということで認められているのではないかと思いました。
京都には、沖縄関連ばかりではなく異文化を取り入れたお店が結構多くあり、常々京都人の感度の良さを強く感じます。
東京の経済的結びつきとは違う意味で、国際交流が日本で最も盛んとも思われる京都では、文化的な交流が人々の感性を磨いているのではないかと思ったりします。
もし本当にそうだとしたら、それはまさに理想的な国際交流のあり方なのではないでしょうか?
これ、すごく大きなテーマだと思うので、また考えがまとまったらまた落ち着いて書きたいと思います。