2007.08.14
【京都府】
保津川(Map)
そんな暑い中をよく出歩くヤツだ、と思われるかも知れません。
現在の高槻の家は新築(築2年)なのですが、それゆえに「空気循環」を考慮しすぎて、クーラーで冷やしても外気の熱風が天井裏から入ってきて昼間は暑くて居られないような部屋なんです(西日もまともに受けるし)。
そんな部屋をガンガン冷やしてじっとしているより、アウトドアで汗を流した方がイイと思い、出かける機会が増えているということなんです……
本日は、JR嵯峨野線の亀岡駅近くから、嵐山まで保津川(嵐山では桂川)を16km下っていきます。
待合所までは汗をしたたらせていたのですが、水面に降り船に乗った瞬間から「納涼」という風が吹き始め、子どもの頃に川で遊んだ夏休みの空気に包まれたような気分に浸り込んでいきました。
桂から亀岡までバスに乗ったのですが、ちょうどお盆の時期で道が混んでおりハラハラしましたが、何とか最終便に間に合いました。
嵯峨嵐山からトロッコ列車が走っていますが、混雑しているだろうと今回はパスしました。きっと、トロッコ列車は暑かったと思いますよ。
400年の歴史(?)のたまものなのか、結構水路を人工的に整備しているようです。水量によってルートが3つある場所もあるそうです。そりゃあ、安全第一ですから……
船頭さんは船に3人乗っていて交代制なのですが、漕ぎ手は大変そうです。
川下りとは言えずっと急流が続くわけではなく、逆に流れの緩やかな場所の方が時間的には圧倒的に長いのですから……
座った場所がちょうどオールのしぶきがかかる席(前から2列目の右端)だったので、涼を感じるにはいいのですがカメラを構えられなかったのは残念でした。
3,900円という料金(判断はお任せします)を払ってのイベントですから、タップリ楽しませてくれている(?)のかも知れませんが、1時間40分というのは長かったという印象があります。お尻が痛くなっちゃいました。
終点が近づくと、醤油の焼けた(焼きだんご)においが漂ってきます。動力を付けた売店船が、手こぎの観光船に寄ってきて商売を始めるのですが、それが結構売れています。
その売店船に引いてもらって、船の漕ぎ手は「おおきに、ありがとう」と一息つけるという、見事な商売の連係プレーが成立しています。さすがです……
観光川下りという(時間にゆとりのない場合が多いので他ではほとんど乗ったことありません)身をゆだねるしかないひとときを涼しく過ごせ、心身共にリラックスできたと思います。本当に、暑さなんて忘れていましたもの……
嵐山で下船した瞬間に(夕方なのに)汗がにじんできて「ああ、現実!」を受け止めた時の落差は、結構大きいものでした。
渡月橋を望む桂川の川岸(下写真)で一服していても、汗が出てきます。「さぁ、涼しい電車に乗って帰ろう!」と現実に戻っていくのでした……
終わった後に、そんなため息が出るほどの清涼感・満足感を味わわせてくれた川下りでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿