2007.03.10
平安神宮(Map)—京都府
明治時代に「遷都1100年記念」として造営されます。
皇居が東京に移ってしまいさびれてしまった「古都再生事業」の一環だそうです。
周辺の広い範囲に、京都会館、美術館、動物園、野球場などがあり、自治体主導の大事業だったことがうかがえます。
そうそう、この一角の東側には琵琶湖流水を引き込んだ発電所があり、西側にも発電所と水道局があります。また、この北側には点々とですが併せればかなり広い土地を占有する京都大学があります。それらをひっくるめて考えてみれば、明治維新のおかげで京都自身の革新が始まったと言え、平安神宮と京大はそのシンボル的存在だったようです。
そんな心意気を、庭園を鑑賞するための「泰平閣(屋根と椅子つきの橋)」の設計精神に感じ、心配りが行き届いていると感心させられました。
ガイジン客も多いし、結婚式も行われており、造営の目的は達成されたのではないでしょうか。
近ごろ掲載する写真は、どうも色合いが無さ過ぎると反省しながらファインダーをのぞいた本日です。
こういう建造物を見た印象として「竜宮城みたい!」と感じてしまう習性は何とかならないものなのか?
と思ったもんですが、もう完全に「ひとつの夢」としてすり込まれている訳で、臨終の際まで夢見続けていくのでしょう。
では、竜宮城という概念がなかったら「○○みたい!」と、何を想起するのでしょう?
それもきっと、想像上の存在のような気がします。
この木、不思議だと思いませんか?
庭園の中にあるので近づけず、観察はできないのですが、どう見ても一本の木が枝分かれしてからまた一本になってるように見えました(近くに、なりそうでなってない木もありました)。
そんなわけねぇだろう! でも、そんな「だまし庭師」がいたのかも(これも生け花?)と思っているのですが……
暖冬とはいえ春は待ち遠しいものです。
それも、もう間近のようです。
2 件のコメント:
一番下の写真いいですね!
「近ごろ掲載する写真は、どうも色合いが無さ過ぎる」というお言葉をふまえた上でも、やっぱいいです。
なんだろう。自分の好きなひんやり感、みずみずしさみたいな空気。そう、空気、いや空気の臭い・・・なんだかよくわかりませんが、子供の頃に感じたものが瞬時に思い出されました。
こういうことってたまにあるんですよね。
私が生活の中で「いっぱい感じられたら幸せもの」と思える出来事のひとつです。
お言葉に救われました。
狙ったのは小さなつぼみなのですが、どうもピントの具合が良くないので差し替えようかと悩んでいました。
デジカメでピントも大丈夫! と思っていたのが間違いでした。撮った後に確認が出来るからと思いきや、カメラのモニタは小さすぎて、大きなブレは識別できても細かなピントの具合までは分からないのです……(カメラが重いので、ブレが多く苦労しています)
おまけに、パソコンで拡大するとアラが目立つわけで、フォトショッパーに見られているかと思うと、あまりいい加減なものもアップできないし……
でもこれは「この雰囲気でいいや!」と決断したというバックグランドがあったのでした。
日の目を見て良かったです。
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