2006.09.16
三千院—京都府
前週訪れた比叡山からの眺めの中、山中にひっそりとたたずむ集落が「大原」だと知り是非行ってみたいと、次の休みに足を運びました。
それまで「きょ〜と〜、お〜はら三千院♪」の観光地という印象しか無かったのですが入ってみると、「日本的自然観」(宇宙観とでも言うのか)にとても好感を覚えました。
人々が暮らし落ち着きを持てる空間から、苦難からの解放を願う祈りの空間を経て、自然と大地と共にあるべきと山に対峙させてくれる境内。
そんな祈りを実現させたいという思いで、この寺院が守られてきたのであろうと共感しました。
その具体例は、大原の山里を寂光院まで歩いてみれば分かると思います。
田園と集落のあちらこちらから「サラサラ」(チョロチョロ?)という水の流れる音が絶えません。
田園の水音は実りを、集落の水音は人の生活を意味すると思います。
その「流れ」がきちんと整備されているこの里は、健康体=活気がある里だと思います。
比叡山から見下ろせばほんの小さな山里ですが、そんな魅力的な集落です。
歩いてみないと分からないし「きょ〜と〜、お〜はら三千院♪」を口ずさむ気持ちも変わるかも知れません。(古すぎ?)
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